受賞作品&投票結果 1位〜20位
| 順位 | 作品名 | 得点 | 製作国 | 配給 | 監督 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | グラン•トリノ
©2008 VILLAGE ROADSHOW FILM(BVI)LIMITED |
472 | アメリカ | ワーナー・ブラザース映画 | クリント・イーストウッド | |
| 2 | ディア•ドクター
©2009『Dear Doctor』製作委員会 |
326 | 日本 | エンジンフイルム+アスミック・エース | 西川美和 | |
| 3 | ![]() |
マイケル•ジャクソン THIS IS IT | 315 | アメリカ | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント | ケニー・オルテガ |
| 4 | 愛のむきだし
©「愛のむきだし」フィルムパートナーズ |
273 | 日本 | ファントム・フィルム | 園子温 | |
| 5 | 劔岳 点の記
©2009「劔岳 点の記」製作委員会 |
252 | 日本 | 東映 | 木村大作 | |
| 6 | サマーウォーズ
©2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS |
247 | 日本 | ワーナー・ブラザース映画 | 細田守 | |
| 7 | 母なる証明
©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD.ALLRIGHTS RESERVED |
242 | 韓国 | ビターズ・エンド | ポン・ジュノ | |
| 8 | スラムドッグ$ミリオネア
©2008 Celador Films and Channel 4 Television Corporation |
183 | イギリス | ギャガ・コミュニケーションズ | ダニー・ボイル | |
| 9 | イングロリアス•バスターズ | 182 | アメリカ | 東宝東和 | クエンティン・タランティーノ | |
| 10 | 沈まぬ太陽
©2009「沈まぬ太陽」製作委員会 「沈まぬ太陽」DVD スタンダード・エディション(2枚組)4,410円 5月28日発売 発売元:角川映画 販売元:東宝 |
173 | 日本 | 東宝 | 若松節朗 | |
| 11 | ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
©カラー |
170 | 日本 | クロックワークス、カラー | 庵野秀明 | |
| 12 | 空気人形
©2009業田良家/小学館/『空気人形』製作委員会 |
164 | 日本 | アスミック・エース | 是枝裕和 | |
| 13 | 南極料理人
©2009「南極料理人」製作委員会 |
160 | 日本 | 東京テアトル | 沖田修一 | |
| 14 | チェンジリング | 150 | アメリカ | 東宝東和 | クリント・イーストウッド | |
| 15 | レッドクリフPartⅡ —未来への最終決戦— | 126 | アメリカ/中国/日本/台湾/韓国 | 東宝東和、エイベックス・エンタテインメント | ジョン・ウー | |
| 16 | レスラー
© Niko Tavernise for all Wrestler photos |
121 | アメリカ | 日活 | ダーレン・アロノフスキー | |
| 17 | ウルトラミラクルラブストーリー
©2009「ウルトラミラクルラブストーリー」製作委員会 |
111 | 日本 | リトルモア | 横浜聡子 | |
| 18 | ![]() |
ROOKIES —卒業— | 105 | 日本 | 東宝 | 平川雄一朗 |
| 19 | チェイサー
©2008 BIG HOUSE / VANTAGE HOLDINGS. All Rights Reserved. |
101 | 韓国 | クロックワークス、アスミック・エース | ナ・ホンジン | |
| 20 | マンマ•ミーア! | 91 | アメリカ | 東宝東和 | フィリダ・ロイド |
特別部門

選定理由
骨もあり、
肉もあり、
意志もある。
声もあり、
匂いあり、
姿(菅田)あり!
プロフィール
1958年大阪府堺市生まれ。デビュー作『どついたるねん』(89)でその年の各映画賞を総なめにし、鮮烈なデビューを飾る。代表作に『顔』(00/日本アカデミー賞最優秀監督賞他多数受賞)、『KT』(02)、『この世の外へ クラブ進駐軍』(04)、『亡国のイージス』(05)、『魂萌え!』(07)、『カメレオン』(08)、『闇の子供たち』(08)と、つねに新たな作品世界に挑戦し続けている。2010年最新作は『座頭市THE LAST』(全国東宝系にて5月29日公開予定)、『行きずりの街』(全国東映系にて今秋公開予定)。

選定理由
「夢を叶えるには人生は短すぎる。しかし、夢を諦めるには人生は長すぎる」と、ある監督は言いましたが、この作品はまさにそんな映画でした。ヘヴィーメタルなんて全く好きではありませんでしたし、始まって5分程で劇場を出ようか否か迷ったほど、退廃的で過剰なパフォーマンスに嫌悪感を抱いていたにもかかわらず、いつの間にか中年男たちが必死で夢を追いかけ生きる姿に引き込まれ、最後にはポケットティッシュを使いきってしまいました。
プロフィール
1976年、東京都出身。95年『大失恋。』で映画デビュー後、『リング』(98)、『らせん』(98)、『壬生義士伝』(03)など話題作に次々に出演。『嫌われ松子の一生』(06)で日本アカデミー賞最優秀女優賞、アジアン・フィルム・アワード最優秀女優賞他数々の映画賞に輝き、日本を代表する女優の地位を確立する。また『LOFT』(06)で報知映画賞最優秀主演女優賞他、『7月24日通りのクリスマス』(06)でキネマ旬報ベストテン主演女優賞他を受賞。近年の主な出演作は『自虐の詩』(07)、『シルク』(08)、『しあわせのかおり』(08)、『ゼロの焦点』(09)など。最新主演作『スイートリトルライズ』がシネマライズ他にて公開中。

選定理由
2009の映画はスペイン、メキシコの合作、そしてギレルモ・デル・トロプレゼンツ、J・A・バヨナ監督『永遠のこどもたち』だ。『パンズ・ラビリンス』を観てデル・トロの大ファンになったぼくだけど、まずはタイトルとポスターに惹かれ「ちょっとホラーぽいのかな…?」なんて思いだけでなんの情報もキャッチせず銀座にある劇場に足を運んだ。そして映画が始まってすぐ、スクリーンに映し出される映像の美しさにぐいぐい引き込まれて行ったのだ。怖い、間違いなくめちゃくちゃ怖い…しかしそれだけではない。ぼくは結果「この映画は絶対、観なきゃダメだっ!」なんて言いながら友人を連れ、三度も劇場に足を運んでしまった! キャストひとりひとりのお芝居が素晴らしい! そしてバヨナ監督の紡ぎ出す映像の美しさ、ロケーションの素晴らしさ! 物語の基本は行方不明になった7歳の息子を探す母の物語である。その母親役を演じるベレン・ルエダという女優の演技が見事だ! 美しく、しっかりとした佇まい、そして彼女の力強い眼差し! 母なる愛! ベレン・ルエダがあってこそこの映画はよりパワーに満ち、愛に溢れる。霊媒師役で登場するジェラルディン・チャップリンのリアリティ溢れる見事な演技! これはすごい! もうハラハラドキドキ! しかし、最後には涙が溢れ止まらなかった! なんと愛に満ちた映画だったろう! 何度でも観たくなる映画だ! J・A・バヨナ素晴らしい監督と出会えて本当にぼくはうれしい!
プロフィール
1956年、神奈川県横浜市出身。俳優、映画監督、エッセイスト、ミュージシャン、絵本作家など幅広い分野で活躍する。『シコふんじゃった。』(92)、『EAST MEETS WEST』(95)、『Shall we ダンス?』(96)で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞。近年の主な出演作に、『まぼろしの邪馬台国』(08)、『ハッピーフライト』(08)、『新宿インシデント』(09)、『僕らのワンダフルデイズ』(09)、『のだめカンタービレ 最終楽章』前・後編(09・10)など。また『無能の人』(91/ヴェネチア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞)で監督デビューして以降、『119』(94)、『東京日和』(97)、『連弾』(01)『サヨナラCOLOR』(04)、『山形スクリーム』(09)とコンスタントに監督作を発表している。
選者:山根貞男(映画評論家)
『かも』ニュープリント(’65年)監督:関川秀雄
「緑魔子伝説」(シネマヴェーラ渋谷にて2009年5月2日〜22日まで上映)より
選定理由
2009年に緑魔子の特集を組むこと自体が注目に値しますが、それが同じ年のシネマヴェーラの1月の特集「森崎東の現在」から発想された企画だという、プログラムの連続性がさらに面白い。「森崎東の現在」が館主本人も驚くほどのヒットを記録したことで、上映作品18本中4本に出演していた緑魔子に注目が集まり、ご本人のトークの回は入りきれない観客が多数いて、その盛り上がりが緑魔子特集へ発展していったのです。名画座プログラムの組み方は様々で、どれが正解だとはいえませんが、ヒットした番組から新たなプログラムを作り出すなんて素晴らしいあり方だと思います。
デビュー作『二匹の牝犬』(64/渡辺祐介監督)、『非行少女ヨーコ』(66/降旗康男監督)、『御用牙 鬼の半蔵やわ肌小判』(74/井上芳夫監督)など、なかなか見られない作品が並ぶ「緑魔子伝説」の中で、特にあらためて見てほしい1本として、『かも』を選びました。『かも』は、『ひも』『いろ』『ダニ』に続く、梅宮辰夫扮する色悪がホステスや家出娘を喰いものにする「2文字シリーズ」(「夜の青春シリーズ」ともいいました)の4作目で、封切り時は高倉健の人気シリーズ『昭和残侠伝』1作目の併映作品でした。高倉健や鶴田浩二主演のストイックな任侠映画にくっつける裏番組として作られていた、東映のいわば「エロ売り路線」の1本です。表の作品がカラー作品であるのに対し、裏の「2文字シリーズ」はモノクロと、興行上は添えものとして扱われていたわけで、その組み合わせが当時の東映映画の魅力になり、裏番組目当ての観客もけっこう多かったと思います。プログラムピクチャー量産体制のもとで、このような一見「不健全」で実は「純情」な映画が次々に作られ、人気を博していた60年代日本映画界の活力を感じてください。(談)
プロフィール
1939年大阪生まれ。映画批評誌「シネマ69」(1969-71)を編集・発行。蓮實重彦とともに海外の映画祭で加藤泰、鈴木清順、成瀬巳喜男の特集に関わる。86年より始めた「キネマ旬報」での日本映画時評は現在も連載中である。主な著書に『映画狩り』、『映画の貌』、『現代映画の旅1994-2000』などがあり、『映画渡世』(山田宏一との共編)、『加藤泰、映画を語る』(安井喜雄との共編)、『成瀬巳喜男の世界へ』(蓮實重彦との共著編)などのインタビューや編著が多数ある。







