映画館大賞2010 特集上映
4月17日(土)〜4月24日(土)
シネマヴェーラ渋谷にて連日レイトショー
各プログラム 前売券・当日券ともに1,300円均一
こちらのイベントは2010年のものです。
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4/17(土) 20:00 『グラン・トリノ』
©2008 VILLAGE ROADSHOW FILM(BVI)LIMITED
- 配給:ワーナー・ブラザース映画/アメリカ/117分
- 監督・出演:クリント・イーストウッド 出演:ビー・バーン、アーニー・ハー
イーストウッド自身が出演するのは最後だと公言したキャリア総決算の作品。彼が演じるのは朝鮮戦争帰還兵で偏屈もののウォルト・コワルスキー。隣人のモン族と関係が深まっていく展開でウォルトがかなりお茶目にみえるのがなかなか楽しい。人種も世代も越えたコミュニケーションは、観客の期待と予想を裏切る孤独な決断によって締めくくられる。
トークゲスト:万田邦敏監督×樋口泰人さん
4/18(日) 20:00 『ディア・ドクター』
©2009『Dear Doctor』製作委員会
- 配給:エンジンフィルム+アスミック・エース/日本/127分
- 監督:西川美和 出演:笑福亭鶴瓶、瑛太、余貴美子、井川遥、香川照之、八千草薫
周囲を山に囲まれた僻村で住民から多大な信頼を寄せられていた診療所の医者、伊野が突然失踪する。彼はなぜ消えてしまったのか。捜査を進める警察の視点と、若い研修医相馬が赴任してからの村の出来事が緻密に交錯し、一つずつ明らかになっていく事実。エメラルド色の稲穂が揺れる田園風景を背景に、真っ赤なオープンカーが映える。
トークゲスト:『ディア・ドクター』プロデューサー 加藤悦弘さん
4/20(火) 18:00 『愛のむきだし』
©「愛のむきだし」フィルムパートナーズ
- 配給:ファントム・フィルム/日本/237分
- 監督:園子温 出演:西島隆弘、満島ひかり、安藤サクラ、渡辺真起子、渡部篤郎
2009年最大最長の問題作。映画初出演で初主演のAAAの西島隆弘が、罪を重ねるために盗撮に没頭するという役柄を爽やかに演じきっている。『カケラ』『川の底からこんにちは』と主演作の公開が続く満島ひかりの感動的なまでに壮絶な演技も目に焼き付く。21世紀の新しい映画スターのあり方をみせつける究極の純愛映画。4時間観終わったときのカタルシスは格別。
4/21(水) 20:00 『母なる証明』
©2009 CJ ENTERTAINMENT INC. & BARUNSON CO., LTD.ALLRIGHTS RESERVED
- 配給:ビターズ・エンド/韓国/129分
- 監督:ポン・ジュノ 出演:キム・ヘジャ、ウォンビン、チン・グ、ユン・ジェムン
映画館大賞ベストテンに初入賞した韓国映画。ある女子高生の殺人事件で容疑者として逮捕された息子の無実を信じる母親が、町を駆け回り警察顔負けの捜査に乗り出す。計算し尽くされた全てのカットが強烈に印象に残る。止まない雨。どこに行っても壁、壁、壁。全編に漂う緊張感とどこにでもある田舎の町の閉塞感が画面から滲み出ている。
トークゲスト:山本充さん(「ユリイカ」編集長)×古谷利裕さん(画家)
4/22(木) 19:00 『ポチの告白』
- 配給:グランカフェ・ピクチャーズ/日本/195分
- 監督:高橋玄 出演:菅田俊、野村宏伸、川本淳市、井上晴美、井田國彦、出光元
警察内部の闇とタブーに迫る「悪徳警官映画」を超えた「悪徳組織映画」。近年類いまれな骨太社会派エンターテインメント作品。名優菅田俊が巡査タケハチを熱演。上司に言われるがままに手を汚し、悪徳に染まり、自滅するまでを演じきった迫力は圧巻。作家の宮崎学が裁判長役で特別出演しているなど脇を固める俳優陣も個性が立っている。
トークゲスト:阪本順治監督×高橋玄監督
4/23(金) 20:00 『アンヴィル!夢を諦めきれない男たち』
©Brent J. Craig/ANVIL! THE STORY OF ANVIL
- 配給:アップリンク/アメリカ/81分
- 監督:サーシャ・ガバシ 出演:スティーブ“リップス”クドロー、ロブ・ライナー
ヘヴィメタル界最重要バンドの一つであるアンヴィル。多大な影響を後発のバンドに与えてきた彼らは、パートの仕事と並行した地道なバンド活動を続け、売れないままに中年のオヤジに。でもロックスターの夢は諦めない! 1984年西武球場から2006年幕張メッセに到る、ヘヴィメタルが好きな人も嫌いな人も涙なしには観られないアンヴィルの旅。
トークゲスト:高木完さん(DJ/音楽家)
4/24(土) 20:00 『かも』ニュープリント
©東映
- 配給:東映/1965年/日本/81分/モノクロ
- 監督:関川秀雄 出演:梅宮辰夫、緑魔子、大原麗子、原知佐子、北原しげみ
女を喰いものにする色悪を主人公に、大都会の裏側でうごめく男女の愛憎を描いた「夜の青春シリーズ」第4作(ちなみに他作品の題名は『ひも』『いろ』『ダニ』!)。緑魔子は「かも」の一人、女工あがりのホステス役。高倉健主演『昭和残侠伝』1作目の併映作品として公開された東映のお色気路線の1本で、表の作品にひけをとらない人気を集めた。
トークゲスト:緑魔子さん(女優)×山根貞男さん(映画評論家)
【特別上映】4/16(金) 11:30 『幸福』昨年度「蘇る名画」選定作品
- 1981年/105分 東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品
- 監督:市川崑
- 出演:水谷豊、永島敏行、谷啓、中原理恵、市原悦子
エド・マクベインの「87分署」シリーズの一編「クレアが死んでいる」をベースに、とある銃殺事件の捜査から浮かび上がる人間模様を描く。妻に去られ男手一つで子供2人を育てる主人公の刑事に当時29歳の水谷豊、事件で恋人を亡くした若い同僚刑事役に永島敏行。「シルバー・カラー」(銀残しと呼ばれる特殊現像プロセスの一種)で捉えられた東京の街並にも注目。
※フィルムセンターが新たに復元した「シルバー・カラー」の大変貴重なプリントの上映となります。
トークゲスト:とちぎあきらさん(フィルムセンター) 上映会場:ユーロスペース