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映画館大賞とは

「映画館大賞」は映画館スタッフが選ぶ、初めての映画賞です。日本全国の街角で365日、情熱とこだわりを持って映画をセレクト・上映している映画のソムリエたちが、2010年に封切られた作品の中から、洋画/邦画、メジャー/インディペンデント、自館での上映の有無を問わず、純粋に「映画ファンにスクリーンで観てもらいたい」作品を選びました。

設立の趣旨

映画業界は今、過渡期にあります。膨大な数の映画が製作・配給・上映され、映画をめぐる様々なニュースが大量に配信される一方で、一作品あたりの興行の寿命は短くなり、大規模に宣伝される作品とそうでない作品の格差が広がっています。メディアの細分化・多様化によって、映画は映画館で観るものという前提が崩れつつあり、若者の映画館離れも進んでいます。しかし、本当に心揺さぶられる映画体験とは、映画館の暗闇を見知らぬ人々と共有することでしか得られないものではないでしょうか。

映画を送り届ける側の「先端」に位置する映画館スタッフの生の声を届けたい。それはきっとどんな雑誌やウェブサイトが発信する情報よりも信頼できるはず。映画ファンと映画の送り手の橋渡しになること、そんなことを夢見ながら、映画館大賞は発進しました。映画館と映画を観るために劇場に足を運ぶ人の刺激的な関係を、これからも変わらず応援していきたい。そんな思いから映画館大賞は生まれました。

賞の概要と実施要項

■映画館大賞

全国の独立系映画館スタッフ(*)が、2010年最もスクリーンで輝いた映画を選びます。映画館ごとのベストテンを集計、No.1を決定。

対象作品……
2009年12月1日から2010年11月30日に日本国内で劇場公開されたすべての映画。
公開日は東京封切り日を基準とします。
投票者……
全国の独立系映画館(*独立系映画館とは、ミニシアター、街なか映画館、地域型シネコンなど、個人経営、NPOまたは地域資本による映画館を総称する呼び名です)各映画館へのリンクはこちら
映画館大賞選考方法……
各映画館のベストテンを、1位=10点、2位=9点、3位=8点……10位=1点として集計 集計結果はこちら

*映画館大賞の選定者を独立系映画館とした理由について。

日本の人口約1億3千万人に対し、映画館で映画を観た観客延べ人数は1億6千万人以上(2008年度の集計による)。その数字を支えているのは、年に25~50本以上の映画を観るいわゆる“映画ファン”です。今回は、独自のプログラミングや会員制度などにより映画ファンを醸成してきた、全国の独立系映画館のスタッフに投票をお願いしました。


■特別部門

「あの人の1本」

黒沢清さん、夏木マリさんが、2010年の公開作品の中で最も印象に残った1本を発表します。

「蘇る名画」

映画評論家の山根貞男さんが2010年に特集上映・リバイバル上映された旧作のうち最も鮮やかに蘇った1本を選び、発表します。