~注目の名画座番組~

名画座へ行こう 第1回 銀座シネパトス

ここ数年じわじわと盛り上がりを見せる名画座! 今春銀座シネパトスが「名画座宣言」を発表した。名画座宣言のその後と今後の展開をお訊きした。

文:編集部

2009-09-09 UP

劇場に戻って来ているシニア層の要望に対して

これまでだと7/24(金)から7/27(月)まで上映した『へそくり社長』(’56)と『社長太平記』(’59)の二本立てがこれまでではいちばんお客さんが入りました。やはり団塊の世代の方、シニア層が多いんですが、小難しく感じるものよりこういった喜劇が好まれているんじゃないでしょうか。

第一回目は『「日本映画レトロスペクティブ -PART1-」〜上を向いて歩こう!昭和がくれる元気の源!〜』と題して、日本の高度経済成長にまつわる映画を特集したんですが、テーマとプログラムの関係がはっきり伝わらなかったと感じています。やはり、監督や俳優などテーマを絞り込む方がその中でお客さんはいろんな作品のバリエーションを楽しむことが出来るし、観やすいんじゃないかと思います。

『新宿泥棒日記』(’69)©大島渚プロダクション

『新宿泥棒日記』(’69)©大島渚プロダクション

時代の世相を切り取った映画たち

やはり現在特集している大島渚監督でも、次回の若松監督でもそうなんですが、かつての日本映画はその時代に即した映画を世に輩出していましたよね。数本観て頂ければ、よくこんな作品を連発したなあと思ってもらえると思うんです。そんな骨のある作品ばかりです。
例えば8月に上映した新藤兼人監督の『原爆の子』(’52)は原爆投下から7年後に既に、復興過渡期の広島の様子をフィルムに収めているんですね。大島渚監督もそうですが、いち早くそういった社会的な事件に呼応していった。映画が時代の世相を切り取っていたと思います。

 ©大島渚プロダクション

©大島渚プロダクション

今後の展開

10月は「月間 若松!」と銘打って若松孝二監督の特集を行います。10/3(土)若松監督と足立正生監督のトークショーを行います。この二人がトークショーで顔を合わせるのはかなり久しぶりじゃないでしょうか。是非多くの方に劇場に足を運んでもらいたいですね。
その後はマキノ雅弘監督の特集、年末には駅前・社長シリーズなどの東宝喜劇を上映します。
レイトショーは10月末から「奇想天外シネマテーク(昭和史篇)」「平成ゴジラ特集」と予定しております。

『天使の恍惚』(’72)©若松プロダクション

『天使の恍惚』(’72)©若松プロダクション


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